マイアラーク風土記

オタクが旅行したり山登ったり写真撮ったりするブログ

西日本車中泊旅行第一日目  出発編

はじめに

2020年6月6日

かねてより世間を騒がせていたコロナ禍がようやく一段落ついたかにみえ、埼玉県のコロナ感染者が限りなく0に近づいていた。

コロナ禍により勤め先である飲食店が休業のち、閉店の知らせを受けた私は飲食業界の将来を鑑み、退職の道を選び家で何するわけでもなく時間を潰していた。

つまり、暇だったのである。

私は貯金はわずかながらあり、国から10万円もらえるということもあり、せっかくだから旅行に行ってみようと思い立った。

このせっかくだからという短絡的思考は、意外に理にかなっていて、「今あるものがいつまでもあるとは限らないので今すぐ見るべきである」という哲学に基づいている。この哲学は首里城が燃える前の年に首里城を観光していたことにちなんでいる。

急に考えたことなので一応旅行準備に1日を用意した。

移動手段は軽のホンダNボックスで、この車はなんとなしに去年中古車屋から格安で手に入れたものであった。中古ということもあり、傷汚れは自分の体よりも気にしないでよかった。

この車の良いところは完全な平坦とはいかないまでも、車中泊が可能な点と燃費がいいところであった。

宿には宿泊せず、車中泊を中心として、時としては持参するテントで寝ることでなるべく金を浮かそうとした。

もちろん節約のため高速道路などは使おうとは思わず、全部下道で安く移動しようとする魂胆である。

目的地は、埼玉県の川越を出て、金と暇の続く限り沖縄、北海道を除く大雑把な日本旅行をしようと思っていた。

19歳の時250ccのバイクで川越から宮崎県まで往復した際は、金の問題がありほとんど往復するだけになってしまったので、そのリベンジという意味もあった。

旅行先で釣りをするかもしれないので釣り竿も車に積んだ。

 

出発

6月6日午前11時半ごろ、私は川越の家を出発した。

遅い出発だがあまり気にはしなかった。

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出発時の走行距離

31435km、これが出発時の走行距離である。

さて、まずは静岡に行き海沿いを西を走って行くことに決めた。

川越から八王子相模原を経て平塚小田原沼津に行くのは信号機が多くて厄介だと思ったので、国道16号で八王子に行き、甲州街道で相模湖、大月市に行き、国道139号で富士吉田市、富士山を反時計回りに回って富士宮市富士市で国道1号線に合流することにした。

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大雑把なルート

途中、道の駅朝霧公園で肌寒かったがソフトクリームを食べた。まあ美味しかった。

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道の駅の店内へはマスクが無いと入店できず、私は家から何枚か持っていたので事なきをえた。

国道1号線は流れがとても速く、自動車専用道路でもあったので距離を稼ぐことができた。

夜になっていたので琵琶湖を見ることはできなかったが、午後9時を過ぎていたのでここらで一泊することにした。

泊まる前に腹が減ったのでグーグルマップで夜もやっている食堂を見つけ出し、そこで鶏の唐揚げ定食を食べた。喜楽食堂という。

goo.gl

あさりの味噌汁が大変美味しかった。

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さて泊まる場所にしようと思っていた道の駅潮見坂は走り屋が集まってうるさかったので、国道1号を降り、グーグルアースで近くの白須賀海岸近くに車が停められそうであったためそこを宿泊地として車中泊することにした。暑かったので窓を少し開けたままにした。

はたして旅はうまくゆくのだろうかという不安と期待が入り混じった初日であった

本日の走行距離約300km

goo.gl

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第一日目終わり。